自分が遺言書を書くとき、親に遺言書を書いてもらいたいとき。
一番楽で確実なのは、公証役場へ行って書くことだと思いました。
その理由は、分からないことを公証役場では教えてもらえる。
法的拘束力が強いからです。
遺書と遺言書の違い
遺族や友人に向けた個人的な手紙が遺書。
*法的拘束力は弱い
財産の分配などを決める公的な書類が遺言書。
役場に遺言書のデータは残っている。
*法的拘束力は最強(ほぼ裁判で負けることがない)
遺言書を燃やしたらどうなる?
遺言書があると自分には不利なことが分かった。
じゃあ、遺言書を燃やしてしまえ!
燃やしたのバレたらどうなる?
(役場に遺言書のデータは残っているので、燃やしたらバレる)
遺書はデータが残ってないから、燃やしても証拠隠滅だけどバレたら罪。
刑法259条「私用文書等毀棄罪」(ぶんしょとうききざい)と読みます。
他人の文書を破いたり、捨てたりすると、5年以下の懲役。
民放891条「相続欠格」(そうぞくけっかく)と読みます。
相続に関する遺言書を偽造、変造、破棄、隠蔽(いんぺい)したら、相続の権利を失います。
「遺産の全てを愛人に渡す」いう遺言書があったらどうなる?
お父さんに愛人が、お母さんに愛人がいる可能性が何%かは分かりませんが、ないことはない話。
例:父が他界して、子ども3人がいる場合。
もし、「遺産の全てを愛人に渡す」いう遺言書があったら、財産は最低50%持って行かれます。
まず、全額持って行かれます。恐らく裁判になるでしょう。
遺産相続で争った場合、法定相続人(配偶者・子どもなど)は相続財産の2分の1を請求できる。
つまり・・・遺産900万円
愛人→450万円
子ども150万円、子ども150万円、子ども150万円。
遺言書を燃やしたらどうなる?
逮捕されます!
遺言書のルール
全文が遺言者の自筆
作成日付を明確に記す
遺言者の署名をする
印鑑を押す
など
遺言書作成費用が知りたい。
「コクヨ 便箋 遺言書キット 遺言書虎の巻ブック付き LES-W101」なんかいいですね。
法律上15歳以上の人であれば作成できます。
遺言書の書き方
自分で書く→遺言書キットが売られているので買って書く。金額2700円。
デメリットは保管が自己責任。
プロに書いてもらう→公証役場へ行って書く。公正証書遺言といいます。
メリットはデータはが残る。書き方が分からなくても教えてくれる。
1回の所要時間は30分。最短で2回で完成。
公証役場は都内だと45ヶ所もありました。
遺言書を作成して思ったこと
・死ぬ間際に遺言書を書くのは無理
(無理ではないけど、大変そうですね)
・家族構成や資産が変化したら、更新したほうがいい
結婚、出産、親の死、子どもが成人など。
・分からないことがあったら、公証役場できいたほうがいい
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