認知症・アルツハイマーの検査、脳ドックVSRAD

体の悩み

もし、自分や身近な人が認知症になってしまったら・・・。
1度はそんな不安を抱いたことがある人も多いと思います。

そもそも認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは脳の神経細胞がゆっくり死んでいく「変性疾患」というもの。
アルツハイマー病はこれにあたる。

続いて多いのが脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れる「脳血管性認知症」です。

何とも気がかりな認知症。
症状が出ていなくても因子を危惧するが、そんなときに受けたいのが脳ドックVSRAD。

VSRADとは?

VSRADとは、ブイエスラド・早期アルツハイマー型認知症診断支援システム。
MRI、MRAを用いて海馬傍回付近における脳の萎縮の度合いを検査するもの。

MRI、MRA検査のみの通常の脳ドックでも、脳の萎縮状態から認知症の可能性を探ることが可能だが、VSRADでは頭部の画像データとあらかじめ用意した健康な脳の画像から作ったデータをコンピユータで照合・解析し、脳の萎縮度合いを測るため、アルツハイマーを早期に発見することが可能に。

海馬傍回付近は非常に小さく、目で萎縮を確認することが難しいが、VSRADではコンピュー夕解析により確認できるため、輪切りから血管細部、360度全方向内部詳細画像まで撮影され、これまでわからなかった部分も確認することができる。

物忘れドック体験談

物忘れドックを受けたのは56歳女性のおばさま。
最近、物忘れがひどくなってきたから受けてみることに。

日本一の設備と最新鋭の検査機器を誇り、MRI、CT、PET-CTなどの画像検査が年間6万件というHクリニック。

この数は大学病院をはるかにしのぐとか。
脳ドックを受けると、万一の場合には提携している大学病院等へ紹介をしてくれるのもメリット。

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頭頂部MRI、MRAに加えてVSRAD(ブイエスラド・早期アルツハイマー型認知症診断支援システム)を採用した脳ドック。

まず受付で問診表に記載したあと、MRI、MRAを受けるアドバイスが。
ちなみにアートメークをしていると検査できず、カラーコンタクトなどは外すようにとの指示。

実は少し閉所が苦手なところがあり、緊張はマックスだったが、「目を閉じていれば大丈夫」との助言をいただきひと安心。

専用のウェアに着替えて検査へ。
所要時間は40分前後。

ヘッドホンから癒しの音楽が流れ、あっという間に終了。
最初は気分が張り詰めていたが、眠りそうになるほどリラックス。

そして検査の5日後、結果説明を受けることに。
結果から言うと異常なしでした。

パソコンで詳細な780枚に及ぶ鮮明な画像を見せていただきながらの解説で、リアルな画像を拡大、回転させつつの説明は、自分の脳が丸裸になったような感覚だったという。

脳の仕組みと病気の関係まで教えてもらい、認知症のことをあらためて理解したようです。

ドックは54〜86歳を対象としたもので、検査内容は脳MRI、MRA、頸部MRA検査、簡易知能検査と、専門医による結果説明で5万5千円(税別)。

発病していない人が対象なので保険は適用されず。
ただ病状のある人(頭痛、めまい、しびれなど)で医師が検査を必要とすれば保険診療での検査できる。

30代で脳梗塞を起こす人も増えてきている

最近は30代で脳梗塞を起こす人も増えているので、早めに脳ドックを受けてもいいと思います。

特に糖尿病のある人、親族に脳の病気のある人などは1年ごとに脳ドックを。
一般的には2〜3年に1度受けることをおすすめします。

認知症の因子早期発見できれば、発症を遅らせることができ適切な治療も受けられます。

なお、クリニックでは頸動脈エコーや心電図などもあるプレミアム脳ドックや、検査報告書が自宅送付される簡易脳ドックも用意され、こちら
は年齢を問わない。

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