血圧サージって何?
異常に血圧が上下変動し血管が損傷することです。
【気をつけた方がいい人】
○30代以上の人
○高血圧の人
【どんな病気になりやすい?】
脳卒中・・・脳の血管が破裂し出血。
心臓病・・・狭心症・心筋梗塞・不整脈など。
血圧サージの仕組み、原因、予防対策をお伝えします。
血圧サージの仕組み
人それぞれに原因があり、朝から血圧が上昇したり、夜に血圧が上昇したりする。
交感神経の働きの異常。
これが血圧サージの仕組み。
本来人間、朝は血圧が低いもの。
徐々に血圧は上がるようにできています。
そして、夜は睡眠へ向けて血圧は低くなるようになっている。
朝、突然血圧が上がり、脳卒中になった人もいるんです。
しかも30代の働き盛りの男性。
高血圧の人は朝も危険ということを覚えておくといいですね。
他のケースでは夜、睡眠時無呼吸症候群の人が血圧サージになり血圧が上昇。
寝ている間に呼吸が止まることで、交感神経が活性化してしまう。
交感神経が活性化されると血圧が上がるということですね。
血圧サージの原因
健康な人でも血圧サージになります。
隠れ血圧サージもいるでしょう。
先ほど、交感神経が活性化されると血圧が上昇するお話はしましたよね。
では、血圧サージの原因とは何なのか?
・塩分の多い食事
・ストレス
・不眠
・飲酒
・喫煙
生活習慣上に要因がありますね。
毎日の健康管理が大切っていうのは、どの病気にもいえること。
ストレスの影響は相当あるようです。
というのも、阪神大震災、東日本大震災が直接あった地域では、脳卒中や心臓病で亡くなる人が増えました。
血圧サージの予防対策
まず最初にやることは自分の日々の血圧を知ること。
朝、昼、夜の血圧を測りパターンを知る。
起床後1時間以内に2回血圧を測り、平均値を記録する。
(トイレ後に測る)
もし、血圧が最高135mmHg以上。最低が85mmHgを超えるようなら血圧サージの危険あり。
医療機関に行き、血圧手帳を持って相談する。
高血圧の人は5日間続けて血圧を測定。
血圧の上下差が20mmHg以上あるようなら注意。
血圧サージの予防は月並みですけど、ストレスをなくす、塩分控えめ、睡眠を十分取る、お酒・タバコは控える。
急な運動や満員電車もできるだけ避ける。
細かいところだと、ベルトはきつく締めない。深呼吸する。
血圧サージになりやすいのは朝が多いことも分かっています。
バタバタしない、リラックスする、寒い時期は素足で冷たいものを触らない。
冷たいスリッパは忘れがちなので気をつけてくださいね。
NHKでは血圧サージについて特集しています。
ためしてガッテンでも放送。
そして、NHKスペシャル「“血圧サージ”が危ない」
2017年10月29日(日)21時から生放送。
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