USBメモリは使用目的で選び方が変わります。
重視する機能と性能の見極めが重要です。
<USBメモリの特徴>
・手軽にパソコンの容量を増やせる
・パソコンに接続するだけで使用可能
・多少雑に扱っても壊れない耐久性
<USBメモリ選びで注目すべきポイント>
・容量単価
・インターフェース
・データ保護
・読み書き速度
・保証期間
容量単価
各種ストレージは販売価格を容量で割ることで「容量単価」が算出できます。
USBメモリの場合、容量単価的にお得なのは64GBか128GBです。
32GB以下の場合、数百円の追加で64GBを買えることが多いです。
なお128GB以上は容量単価の下がりが緩やかで、SSDを検討してもいい価格になります。
インターフェース
長らくUSBメモリ=Type-Aの時代が続いていましたが、USBメモリ=Type-Aの認識は時代遅れです。
最近ではスマホやタブレットの普及、パソコンの小型化に伴い、Micro-BやType-CなどType-A以外の端末が増加。
これによりUSBメモリのインタ一フェースも多種多様になりました。
現在、対応機種を急激に増やしているのがType-C。
次世代USB規格USB4でも採用が決まっています。
Micro-Bは古めのAndroidスマートフォンやタブレツ卜、
LightningはiPhoneとiPadで使用します。
データ保護
データ保護でいうと、USBメモリは他のストレージにはないタフさが魅力。
USBメモリは他のストレージと比べて構造が単純なので、衝撃に強いという特徴があります。
加えて、製品固有の保護機能になりますが、防水や防磁などが施されたUSBメモリもあります。
USBメモリの保護機能には「耐衝撃」、「防塵」、「防磁」、「防水」、「耐温度」、「X線防護」、「紛失・盗難」などがあります。
「紛失・盗難」はセキュリティソフトによる暗号化で中のデ一タを守る機能です。
読み書き速度
読み書き速度ですが、USBメモリは速度と価格は比例します。
USBメモリの速度は価格に比例して速くなります。
特にSSDの技術を応用した製品は、読み込み・書き込みともに一般的なUSBメモリを凌駕します。
保証期間
保証期間で問題なのが、並行輪入品にはメーカー保証がないこと。
Amazonで扱われてるUSBメモリによく見られる「並行輸入品」の記述。
これは海外向け製品で、保証は輸入元の国での使用時のみ有効です。
つまり、日本では保証を受けられません。
日本に支社のあるメーカーや、東芝やソニーなど日本のメーカーであっても、並行輸入品は保証の対象外です。
ストレ一ジごとの特徴
ストレ一ジごとの特徴を知って使い分けよう
ストレージ | 速度 | タフさ | サイズ | 容量単価 |
SD力一ド | C〜A | C | A+ | B |
USBメモリ | C〜A | A〜A+ | A〜A+ | C |
HDD | B | C | C | A+ |
SSD | A+ | B | B | B |
HDDやSSDが製品ごとの特性差があまりないのに対し、USBメモリは速度が優れたモデルや耐性機能が充実したモデルなど、製品バリエーション
が豊富です。
ただし、高速だったり多機能なUSBメモリは価格も高いです。