冷える原因はいろいろありますが、そのひとつに自律神経の働きがあります。
自律神経の一つ「交感神経」が血液の流れをコントロールすることで体温は一定に保たれている。
ところが交感神経が正常に働かず、血管の収縮などが起こると、その結果血流が悪くなり体が冷えると考えられています。
そこで自律神経の調節機能を高める入浴法と入浴後の足ツボをご紹介。
高血圧や心臓病など循環器系の病気の人は医師に相談してください。
食事直後や飲酒時も控えて下さいね。
自律神経の調節機能を高める入浴法
まず、38度から40度のお湯に浸かり体を温めます。
そして、湯船から出て、温めの湯を足先に5~10秒ほどかけます。
この時、浴室全体が冷えすぎないようにしておきましょう。
そして、湯船に浸かる。
これを数回繰り返します。
ただし、気分が悪くなったり、のぼせそうになったりした場合は中止してください。
湯船で体をリラックスさせることで、自律神経のひとつ「副交感神経」が活性化されます。
そして、ぬるめのお湯を意識することで、今度は交感神経が活性化されるのです。
これを繰り返すことで、自律神経を刺激して、調整機能を高めていく。
冷たい水ではなく、ぬるめのお湯です。
冷たい水だと心臓に負担がかかりますので。
ぬるま湯は足先からかけてくださいね。
足湯もアリ
入浴以外に足湯もあります。
40度ぐらいの暖かく気持ちいいと感じる温度のお湯に、くるぶしの上まで3分から5分間つかります。
足先は重力の関係で血流が滞りやすい場所。
温めるだけでも血行の改善になりますし、寝つきも良くなるはずですよ。
入浴、足湯を上手に活用して冷えを撃退しましょう。
入浴後の足つぼ「太衝(たいしょう)」
入浴後、足つぼを押すのも良いです。
血行が良くなり、冷え対策になると思います。
足の甲の所に太衝(たいしょう)というツボと足臨泣(あしりんきゅう)というツボを押していきます。
まずは太衝から説明します。
太衝というツボは、足の親指と足の人差し指の間。
ちょっと上の方(足首の方)になでていくと、ちょっと止まるところ。
そこが太衝です。
【やり方】
・2秒から3秒かけてゆっくり押す。
・3秒くらい止める。
・2秒から3秒かけて離す。
入浴後の足つぼ「足臨泣(あしりんきゅう)」
続いては足臨泣(あしりんきゅう)というツボ。
足臨泣というツボは、薬指と小指の間を足首の方になで上げて止まる所にあります。
こちらも2~3秒かけて押して、3秒ほど止めて、2~3秒かけて離します。
太衝(たいしょう)も足臨泣(あしりんきゅう)もストレスにいいツボです。
リラックスして血行が良くなると思います。
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