69歳のおばさんの咳が止まりません。
普段は咳なんてほとんどしない人です。
それが最近になって咳をするようになり、夜の咳がひどくなりました。
連続の咳でなかなか止まりません。
夜の咳は音がけっこう響くんですよね。
最近、咳が続いて止まらない人は注意してください。
もしかしたらマイコプラズマ肺炎かもしれません。
マイコプラズマ肺炎は細菌が原因の感染症です。
マイコプラズマ肺炎の症状
・発熱
・長く続く咳
・秋~冬に流行
・患者の8割が14歳未満
診断が遅れると肺炎が重症化しまれに脳炎になることがあります。
最近の患者数は統計を取り始めてから過去最高の患者数758人。
マイコプラズマ肺炎は風邪と似たような症状なので見分けがつきにくいです。
一般人では判断が難しいです。
発熱がなく咳が長引く人もいますし。
熱を伴う人もいます。
特徴としては元気のいい乾いた咳。
マイコプラズマ肺炎の検査法
マイコプラズマ肺炎か確認するには迅速診断キットを使います。
綿棒で採取したノドの体液を迅速診断キットで判定します。
時間は15分程度です。
判定の欄に線が出れば陽性。
(マイコプラズマ肺炎)
何も変わらなければ陰性。
(マイコプラズマ肺炎じゃない)
迅速診断キットは薬局では販売していません。
病院へ行くしかありません。
マイコプラズマ肺炎の症状はせき・鼻水・熱です。
以上の症状が出た時は早めに病院で受診してください。
病院には迅速診断キットがあるので診断してもらいましょう。
マイコプラズマ肺炎が流行った理由
マイコプラズマ肺炎は世界各地の調査でも数年ごとに患者が多く発生する現象です。
今回も周期的な流行期に入っていると考えられています。
感染力はインフルエンザに比べると弱いと考えられています。
しかし、人が集団で生活する場所では集団感染が見られます。
子供が多い学校では集団感染に気をつけなければなりません。
マイコプラズマ肺炎の予防法
ポイント①手洗い
・石けんを泡立てる。
・手のひらを入念に洗う。
・手のひらを土台にして反対側の手の指と爪の間を洗う。
(手を立てて洗う感じ)
・手首をきちんと洗う。
ポイント②うがい
・最初は口の中をすすぐ。
・次からうがいを10秒ほどして流す。
ポイント③マスクをする。
人混みではマスクをつける。
日頃からの健康管理が大切です。
マイコプラズマ肺炎のワクチンは開発されていませんので予防はしっかりしてくださいね。
まとめ
マイコプラズマ肺炎は細菌が原因の感染症。
今年は統計患者数が最多。
患者の8割が14歳未満ですが大人も注意が必要です。
子供だけでなく高齢者も感染しています。
夜中咳が出ると睡眠の邪魔にもなります。
子供から大人にも感染します。
しかも一ヶ月後に感染ったりします。
治ったあとも胸の痛みが引かないこともあります。
咳が止まらなくなったら。
医療機関で受診してください。
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