血圧サージをNHKで放送、対策は「握る」【チェックとQ&A付き】

テレビ

2017年10月29日(日)21:00からのNHK「血圧サージが危ない」が放送。
小島よしおさんが血圧サージと判明、ゲストは石田純一さん、榊原郁恵さん。

血圧サージ危険度チェック、血圧サージQ&A、血圧サージ対策に有効な「にぎる」方法ををまとめました。

血圧サージの人に共通してある特徴

日本人を襲う新たな脅威です。
そのリスクを抱える人は1800万人とも。

もしかするとあなたも・・・。

私たちの生活の中で緩やかに変動している血圧。
まるで高波のように上昇し襲いかかるのです。

正常な人に比べ血圧が高い状態がずっと続くのが高血圧。
これに対し血圧サージは瞬間的に高くなる現象です

急激な血圧の変動のたびに血管は伸びたり縮んだりダメージを受けてしまいます 。
もともと高血圧の人ならより深刻な事態になりかねません。

脳卒中・心臓病・さらには認知症までのリスクを大幅に高めることは分かってきています。
サージとは英語ですが日本語で言うと高波です。

血圧サージを度々起こす150人の血管を調べたところ、共通してある特徴が見られました。
血管の壁が厚く硬くなっている。

血圧サージが度々起きた結果だと考えられます。
血圧サージによって血圧が上がると大量の血液によって血管の壁を押さえ引き伸ばされます。
その後、血圧が下がると壁は元通り縮みます。

この伸び縮みが負担となり傷んでくる。
その修復を繰り返す家に壁は硬く厚くなっていきます。

血管は柔軟性を失いもろくなる。
すると、血圧サージによる圧力の上昇を吸収できなくなり、最悪の場合破滅に繋がってしまう。

血圧ージによる認知症の恐れ

血圧サージの多い人の脳にはいくつもの場所で神経細胞が死んでしまっている。
血圧サージが繰り返されるうちに、脳の末端に血管が傷つき、その先にある神経細胞に酸素は栄養が届かなくなった結果、それが積み重なり認知機能の低下につながる。

血圧サージは脳卒中や心臓病などの突然発症する病気のリスクになることが分かっている。
認知症の関係については自分で気づかないようなダメージ、時間をかけて蓄積していくダメージが認知症のリスクを高めることが分かっている。

朝の血圧を測定してみてください。
起きてトイレ行ってご飯を食べる前ぐらいに測定する。

最高135mmHG以上が頻繁し、5日間の血圧の上下の幅が20mmHG以上だと、血圧ージの危険あり。

血圧サージ危険度チェック

あなたの年齢は?
65歳未満 65歳以上

あなたのBMI(体格指数)は?
25未満 25以上

深夜にトイレに行く?
0回 1回 2回以上

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日中眠くなることは?
あまりない よくある

味の濃いものが好き?
好きではない 好き  とても好き

果物を食べる?
よく食べる あまり食べない

お酒を飲む習慣は?(1日1合以上を週4日以上)
ない ある

タバコを吸う?
吸わない 吸う

あなたの性別をお答えください
男性 女性

判定
6点以上 リスク高
4点~5点 リスク中
3点以下 リスク低

65歳以上、BMI25以上、トイレ2回以上、日中眠くなる、味の濃いものが好き、果物をあまり食べない、お酒を飲む習慣がある、タバコを吸う、男性。

血圧サージQ&A

Q.血圧サージ状態になった時、自覚症状はありますか?
A.自覚症状はありません。だから毎日血圧を測ることをお勧めします。

Q.血圧サージになっても頻度が少ない場合は問題ないですか?
A.健康診断で正常ならば、あんまり心配しすぎることはありません。
二日に一回、週に4回以上、血圧サージであれば要注意。

Q.運動すると血圧が上がる。これはサージだから運動するなってこと?
A.日頃から運動をしている方は血圧サージにはなりにくいですが、運動前でしてない人が急激に運動すると血圧サージになりやすいです。散歩のような緩やかな有酸素運動は大丈夫です。

Q.冬に気をつけることは?
A.気温の大きな変化は引き金になります。朝布団から出るときは気をつけてください。

Q.毎朝起きてから1時間以内にシャワーを浴びています。
冬でも寒いと感じながら浴びていますが、血圧の急な上昇を起こす行為でしょうか?
A.もしシャワーを浴びるなら、脱衣所を温めるとか、浴室を暖めるようなことをすると良いでしょう。
急激な温度変化はよくありません。

血圧サージ対策は「にぎる」こと

どこでも簡単にできる「タオルグリップ法」をご紹介します。

一般的なフェイスタオルがありますよね。
細長いタオルを用意してください。

タオルを縦に一回折る。
次に横に2回折って丸める。

マイクみたいになるはずです。
で、そのタオルをマイクを持つように握るだけ。

ただし、親指と他の指がくっつかないようにすること。
無理な場合は、もう一回折りたたむか、タオルを変えてください。

力加減は30%の握力。
30%の握り方は大体タオルが落ちない程度の握力。

2分間握ってください。
左右2回ずつ計4回。
1日おきに4週間。

*これは治療ではありません。体質を変えるトレーニングです。
もし薬を飲んでいる方は勝手に薬をやめたりするのもやめてください。医師に相談してください。

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