お尻を見せないカプセルを飲むだけの大腸がん検査

体の悩み

女性のガン死亡率の部位別1位の大腸がん。

基本的に小さなポリープがある程度だったら、痛みは出ないし、便潜血でも陽性はほとんど出ません。
つまり大腸がんは症状が出たときにはすでに進行していて、手遅れになることもあります。

何も自覚症状がないからこそ受けておきたいのが大腸がん検査。
苦痛で恥ずかしいという理由で大腸がんの検査を受けない人が多い。

お尻を見せなくてOKのカプセルを飲むだけの大腸がん検査なら痛くありません。

カプセル内視鏡大腸検査

大腸がんの検査はこれまで内視鏡検査が主流でした。
内視鏡検査では大量の腸管洗浄剤を服用する前処置の負担や、内視鏡挿入時の苦痛が問題でした。

また、お尻を見せたくない、見せるのが恥ずかしい、検査が痛い、薬をたくさん飲まなければならないと、悪いイメージが先行してしまい、受けたがらない。

がん検診は日々、進歩しています。
最近ではカメラを内蔵した長さ約3センチ×幅約1センチのカプセルを飲むだけで、簡単に大腸がんの検査ができる。

それがカプセル内視鏡大腸検査。
とくに女性はもともと便秘気味の人も多いため、自覚症状もわかりづらいから良い検査法だと思います。

カプセル内視鏡大腸検査のメリット・デメリット

【メリット】

・痛くない
・恥ずかしくない
・飲むだけ
・薬をたくさん飲まなくていい

検査をする患者さんには身体的な負担が少ない。
腸全体のキレイな写真が撮れるで、大腸の異変を見つけやすい。

【デメリット】

・料金が高い
・保険適用の条件が厳しい

保険適用でも約3万5千円と(3割負担の場合)。
保険適用外の人は自費診療になる。

大腸内視鏡が苦痛で挿入が困難な人か、手術をして腸が癒着してしまい、大腸内視鏡を入れると裂けてしまう危険性のある人でなければ、適用にならない。

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カプセル内視鏡大腸検査の流れ

まずは外来で診察を受け、下剤をもらい、検査前日にその下剤を飲む。

検査当日の朝に病院へ出向き、検査前に1リットルの腸管洗浄剤を飲む。

排便が始まり、便がほぼ透明な水になったら、センサーとレコーダーを装着して、カプセルを飲む。

検査スタート。

カプセルが消化管内を通過しながら画像を撮影し、その画像は腰につけたレコーダーに保存される。

個人差はありますが、5時間ほどでカプセルは自然排出されます。

朝10時にカプセルを飲んだら、15〜16時くらいに検査が終わる感じ。

早ければ翌朝には検査結果が聞ける。

*カプセルは使いきりなので安心

CTコロノグラフィー

カプセル内視鏡大腸検査ではありませんが、CTコロノグラフィーは大腸の検査を受けたことがない人への導入としては非常に優れています。
お尻は見られてしまいますが。

従来の内視鏡に比べて検査時間が短く、長くても15分程度です。
内視鏡挿入や肛門からの造形剤を必要とせず、炭酸ガスを注入するだけなので痛みや苦痛も少ないです。

前日の食事もパッケージ化されているから簡単

検査前日の検査食は朝がおかゆ2杯までと白身魚もしくは食パン2枚までなど、細かく決まってはいるものの、検査前に説明があり、面倒な人向けには、すべての検査食がパッケージとなって売られていて、誰でも間違えることなく摂取が可能。

内視鏡検査では腸管洗浄剤を1度に最低2リットル飲まなければならないが、CTコロノグラフィーなら200ミリリットル、コップ1杯で済みます。

当日の検査もお尻の穴から管を通して大腸にガスを流して膨らませ、あおむけ、うつぶせと、それぞれ撮影して終了なので負担が少なく非常に楽です。

費用は自費で26,750円、保険適用で6,640円。
検査を受けポリープなどがなければ3〜5年に1回検査を受ければよく、何かあれば内視鏡などでフォローすることになります。

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