卵巣がん・子宮がんの検査なら経膣超音波検査

体の悩み

卵巣がんの発見にもっとも有効な方法は経膣超音波検査です。

卵巣は骨盤の奥にあり、外側から細胞や組織を採ることができないので、早期発見が特に難しいのが卵巣がんですが、この検査では早期発見も可能です。

膣内部から超音波を当て、はね返ってきた反射波(エコー)を画像化することで、卵巢や子宮の状態をすぐに観察できるのです。

経膣超音波検査

一般的な婦人科検診は、指を膣内に挿入し、双合診を行う内診と、子宮膜頸部の細胞を取り、悪性か良性かを見分ける子宮頸部細胞診が多い。

だが、卵巣がんは年間約8千人以上が発症し、約4千500人が死亡すると言われているので、早期に発見するためにも、経膣超音波検査も追加して受けてほしいですね。

子宮内のがんならば、不正出血や体調不調などの症状が出ることもありますが、卵巣がんは自党症状がないため、発見が遅れがち。

がんがある程度大きくなるか、ほかの部位に転移するまで症状が表れないため、進行した状態で見つかるケースが多い。

経膣超音波検査では卵巣がんだけではなく、子宮筋腫、子宮がん、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)、チョコレート嚢胞、子宮内膜ポリープなども発見が可能位置や大きさ、卵胞の数や大きさ、子宮内膜の厚さまでもがわかります。

40代以降で特に気を付けるべきは、子宮体がん(子宮内膜がん)です。

閉経後は子宮内膜が厚くならずに、5ミリ以下の薄いままの状態が正常です。
5ミリ以上ある方は子宮内膜肥厚という子宮体がんの前兆かもしれません。

閉経後に不正出血などがあったときには要注意
すぐに検査を受けましょう。

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経膣超音波検査の体験談

初の経膣超音波検査へ行きました。

下着を外し、内診台に座る。
目の前に力ーテンが引かれているので、脚から下の様子はわからない。

診察する医師の顔が見えないので、それほど気恥ずかしさもない。
まったく痛みもなく、異常があればその場で指摘。

先に内診と細胞診を済ませ、いよいよ超音波を発する経膣プローブという棒状の機器を膣内に挿入。

体に力が入っていると、挿入できないこともあるため深呼吸。

プローブの太さは、親指くらいで、使いきりのキャップをかぶせ、長さにして7〜8センチを揷入する。
体の奥のどこかに当たっているか、なんとなくわかるが、まったく痛みはない。

「子宮も卵巣もよく見えています。
子宮内膜の厚さもわかるので、排卵期かどうかなどもわかるんですよ。
はい、大丈夫。異常はありません!」

と、先生に言われました。

プローブを挿入してから5分ほどで終了。
あっという間だし、安心した〜。

経膣超音波検査の注意点。

腹壁エコーは脂肪や筋肉により、画像が不鮮明になることもある。
また、超音波が空気やガスの中を通らないため、ガスのたまった腸でよく見えなくなることも・・・。

超音波は水に通りやすいため、子宮の前方にある膀胱に尿がたまっているほうが、子宮との関係がはっきりし、画像が鮮明になります。

なので、検査の直前は少しトイレを我慢してください。
正確な診断ができないことがあるので、生理中は避けましょう。

エックス線を使わないので、被ばくの心配もなく安全。
痛みもなく、異常があればその場で指摘してもらえる経膣超音波検査、おすすめです。

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