乳がん検診で痛くないのはエルマンモ、3Dマンモの体験も掲載

体の悩み

乳がんの発生率は以前より増えてきています。
また、性能の良い診断機器の導入が進み、診断率が高まってきました。

そのため、がんが一層増えているように見えるのかもしれないですね。

乳がん検査はでエルマンモだと痛くない

痛くない乳がん検査があるんです。
島津製作所から発売された「エルマンモ」は、なんと「乳房専用」のPET装置。

そもそもPET検査とは、増殖性の高いがん細胞が、正常細胞と比べて5~8倍も多くのブドウ糖を消費する性質に着目し、放射線を発する信号を付けたブドウ糖に似た薬を受診者に投与することによって、「ブドウ糖を食べたがん細胞が光る」さまを画像化、癌の移転を見る検査です。

最近普及しているPET検査は全身を見ることが目的のため、大きな検出器リングを搭載していますが、そのぶん乳房から検出器が遠くなり、解像度が良くありません。

エルマンモは、検出器ホールに乳房を入れることで、乳房に近い距離でがん細胞がないかを調べることが可能。
乳がんのタイプにもよりますが、一般的に2cm以下の腫瘍で早期発見と言われる乳がんにおいて、5ミリ程度のものでも、検出できる可能性があります。

マンモグラフィティのように痛い思いも、エコー検査のようにくすぐったい思いもすることもなく、感度も高いエルマンモ。
全身ペット検査などと同日に行うことを条件に保険が適用され、その場合の検査費用は4万程度。

検診については各施設に問い合わせをしてください。
まだ全国でも限られた医療機関での導入となっていますが、今後増加すること間違いないですね。

新しい3Dマンモグラフィー

従来のマンモグラフィーは一方向からX線をあてて撮影するものでした。
厚みのある乳腺を透過させて平面にして見るので乳腺でしこりが隠されることが多々ありました。

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新しい3Dマンモグラフィーは乳房を15枚にスライスして撮影します。
そのため、乳腺が濃い人でも内部を透かして見ることができます。

また、従来の撮影では乳房の圧迫の仕方が重要で、技師さんの腕の見せどころでした。
3D撮影は輪切りにして撮影するため、撮影時に乳房を固定することで、技師さんの習熟度にも左右されません。

3Dマンモの体験談

担当してくれるのは女性技師。
従来のマンモグラフィーと撮影方法は変わらず、女性技師が台の上に胸をのせ、台とプレートで胸がぺたんこになるまで挟む。

女性技師「このままの姿勢で顔は上に上げてくださいね。
少し痛いけど頑張ってください」

こう女性技師に言われてから検査が始まった。

あまりの激痛にとても長い時間が経過したように思えたが、おそらく15秒ほどで撮影は終了。
自動的に挟んでいたプレートが元の位置に戻って痛みから解放された。

撮影後すぐにでき上がった15枚の画像をモニター上で動かし、立体的に見ながら先生に検査結果を告げられた。
「あやしい影はないですよ」

3Dマンモグラフィーでは5ミリ程度の小さな乳がんも見つけることができるんです。

乳がんには大きく分けて2種類あります。
早く進行するものとゆっくり進行するものです。

多くのものはゆっくりで、慌てなくても深刻な事態に至りません。
早いものは従来の検診で見つかる大きさでは進行してしまっていることかあります。

3Dマンモグラフィーが普及することで進行が始まる前のより小さい段階で見つかるようになるかもしれません。

どちらにしても、より小さく発見できれば、手術をしても乳房の形を変えずに済むため、小さいものをより見つけやすい3Dマンモグラフィー検査を一度受けておくのはいいことだと思います。

費用は自費で1万2千円、保険適用は診断症状によってさまざま。
しこり以外の自覚症状は難しく、遺伝以外の発症要因が不明確だからこそ、最新の検査で向きあおうのもいいと思います。。

小さいうちに発見できれば、手術で乳房の形を残せますから。

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